トランジスタ技術8月号の基板だけ付いてて、いつもの残りはお買い求めくださいパターンの付録、「Apple Pi」。センサやSW、LED、DACまで載ってるドータボード。
組み立てるのが、けっこう大変だったので、記録。
ま、8月号の定価はいつもと同じだったので、一応付録と認める。(´・ω・`)
とっとと、発注してれば・・・
8月号発売前から、追加部品が買えることを知っていた。買うとしたら、ポータブルハイレゾプレイヤーが主目的になると思うが、DACはお馴染みのPCM5102Aとわかっていたので、さすがに躊躇していた。すでに、都合3セットもある。
しかし、実際に8月号が発売されると、あっという間に売り切れとなってしまった。しかも、次回入荷未定となっている。人間こうなると不思議なもので、すごく欲しくなってしまう。
アマゾンでは異常な高値で出品されてる。たぶんヤフオクとかでも出回ってるかもしれない。でもそこまでして欲しいわけではないので、いそいそと、入荷日未定のまま通常発注した。発注先は、マルツー。
月日流れること、1ヶ月以上。やっと届いた。
でも、なんかいろいろと遊ぶことがあって、もう10月号が出ようかというところで、組み立て始めた。
1608サイズ
表面実装部品があることは知っていた。でも、1608サイズだった。
1.6x0.8mmは小さい。ちょっと吹き飛んでしまったら、行方不明になること必至。LCDのピッチにあわせてるところはしょうがないとして、それ以外、3216サイズでもいける気がする。
しかも、市販価格で一個一円しないものでも予備品はいれてくれてない。もう、これは悪い予感しかしない。(´・ω・`)
そして事件は起こった
いそいそと、チップ抵抗からはんだづけを始める。フラックスペトペトっと塗って、ピンセットで配置し、逆ピンセットで静かに挟んで、ハンダ付けをする。通常ピトっとハンダごてをあてて、すでに載ってるハンダが解けて染みこむ感じでOKだが、さらにハンダをのせるという念の入れようで作業を進めた。
緊張と気合いからか、無難に作業は進んだ。続いて、チップコンデンサ。
そう、慣れ始めたときだ。
ピンっ!
ピンセットで掴み弾いてしまった。勢い良く飛びすぎて、どこに行ったかもわかない。幻のC4事件である。「この部品は最初から無かったんだ」と思うわけにいくはずもなく、激しい後悔の念とともに残りの表面実装部品を、つけ終えた。
対策を考える
幻のC4どうしよう。ここだけ、普通のセラミックコンデンサでもつけてやろうかとも思ったが、やっぱりかっこ悪い。
一個でいいのだ。どっかでもらえないだろうか。
なんて、みっともないことはできない。潔く、秋月に発注することにした。10μFの1608サイズ10個150円だった。
危なく無くした部品が、1μや0.1μだと、200個100円となる。値段は安いが、199個無駄にすることを思うと、無くしたの10μで良かったと思う謎の安堵感。
しばし、到着を待つ。
その間、DACモジュールだけ(別記事)で遊んでみた。
発注が夜だったので2日後に届く。
とりあえず、これで幻のC4事件は解決した。
説明や構成の不足点
粛々と残りの部品をハンダ付けしていくのだが、
今回のトランジスタ技術のこの企画、8月号本誌の記事の間違いや、わかりにくい点、部品表と異なる型式の部品など、文句(愚痴)が激しく多く出る内容だった。
参考にする情報も、8月号本誌、トラ技のHP、製作者のHP、製作者の補足pdfと、補足に補足を重ねる形になっており、非常に通してわかりずらい。付録とはいえ、提供側は雑誌+有償パーツの金額に見合う形をもうちょっと意識してほしいなと思った。
なおかつ、それでも比較的基本と思える情報が見つけられず、悩んだ点を結果問題なかったのでメモしておきます。
・PD515A
部品表に載っていないパーツ、PD515Aって何?。PCA9515Aのセカンドソース品ってこと?
しかも、これ一番ピンわからない。知識が無いだけかもしれないが、この棒のような印字に意味あるのだろうか?データシート等探しまわったけど、はっきり一番ピンがわかる情報にたどりつかなかった。もう、しょうがないので、経験則的にプリント向きの左下を一番ピンと判断してとりつけた。
LCD表示も温湿度もとれたので、I2C通ってる。これで大丈夫。
・LED向き
切り込みを合わすって?
写真で拡大して初めてわかった。ちょっとまっすぐになってる部分のことのようだ。自分にはホールと重なって気づかなかったので、テスタでGNDあたってる左の穴に、LEDの短い足突っ込んだ。
もっとデフォルメするか、「+」って印字してくれるだけでいいのに。
部品に電解コンデンサあったら、どう書いたんだろ。
・赤外線受光モジュール
出っぱってるほうが手前に向く、折り曲げると上をむくようにつければ、正しいようだ。データシート見ると、出っぱり手前にして、右の足がVCCで
基板右の穴が3.3Vとつながっていた。
完成、動作確認
Raspbian入れて、キーボードとか設定したあと、本誌と補足のとおり、インストールしていく。温湿度気圧受信、LCDの表示、LED、SW、IR受信をざざっと確認できた。
Volumio入れたら、DACも問題なく鳴った。
よーーし、これで、SWやLCDの表示、リモコンが使える、MPDプレイヤー作ろう。
はじめまして.
私も「ピンっ!」やりました.
私の場合,C4でしたが.
その時はたまたまなのか,1608の10u(10個)がなく,4000個とかで売ってましたので,仕方なく,2012の10u(10個)を買ってつけました.
コメントありがとう。ピンっ!仲間ですね。
絨毯に埋まりこんだりしたら、もう無理ですね。
そもそも基板のパターンの大きさも、1608だと大きいなと思ってました。
実はもともとは2012用じゃないか・・・・まさか、コスト削・・・・・
まぁ、トラ技のオモシロ提案には感謝なのですけど。
1608サイズ C3 C4 (10μF)の半田付け方法を教えてください
おお、シンプルで回答の難しいコメント・・・・・ありがとうございます。
一応、この記事の文章で書いてあるとおりなのですが、一般的な方法を親切に書いてくれてる記事は、ググってみるとけっこう出てきます。
「チップコンデンサ はんだ付け 1608」みたいな、キーワードで。サイズ違っても、ほぼ同じ方法だとも思います。
しかし、C3C4以外はつけられたけど、C3C4で何かあったと言う意味だったらどうしよう・・・
①
http://chocobit.jp/wp/wp-content/uploads/2016/09/DSC_1271-500x281.jpg
の半田付け動画は、有りませんか?
②
http://chocobit.jp/wp/wp-content/uploads/2016/09/DSC_1288-500x293.jpg
①のC3・C4 が ②の 長方形 C3・C4にどうして形が変わるのですか?
ど素人で申し訳ありません その辺を教えてください。
あ、なるほど。
①の写真、白い部分はトレーで、その中に小さく2つあるのが見えると思いますが、それが該当のチップコンデンサです。小さすぎるので、このトレーがリール状になった状態で流通しています。
トレーから取り出すと、②で貼り付けている実際のチップコンデンサそのものになります。
ちなみに、「1608」はサイズを表していて、1.6mm✕0.8mmの長方形になります。
ありがとうございました
解決しました
後は、うまく半田付け出来るかですね
がんばります
Pumpkin Pi の LED の向きが分からず、回路を追うのも面倒くさくって
ここにたどり着きました。シルク印刷に切り欠きがあったなんて、この
ページ見るまで全く気がついていませんでした。
ありがとうございます。
今更ですが、PD515Aについて。
PCA9515A のデータシートを見ると、PCA9515AD という品番のマー
キング(印刷文字列)は PD515A だって書いてありますね。
(ttp://www.ti.com/lit/ds/symlink/pca9515a.pdf の10ページ目あ
たり)
ICのピンについてですが、白い横棒が印字されている場合はこの棒が
左側に来るよう(印刷された文字が読める向き)にして左下から左回り
に1、2となります。横棒はDIP型のICのパッケージのくぼみと同じ
意味です。ですので、経験則から推測されたことは正しいです。(っ
て動いているから今更ですが。)
コメントありがとうございます。
たぶん、わかってる人には当たり前なことなのかもしれません。
初心者はこんな愚痴を言いながら学んでいくのだとも思いました。
横棒をピン番号のマークと見て良いのですね。この件に関しては、そうなんだろうなとは思えてたものの確信は持てなかったので、情報ありがとうございます。
あぁ、これ書いてて思いだした。追加部品取り寄せて、手つけてない付録が・・・・
・・・それでは、また遊びに来てくださいませ。