実験用にI2S出力を手軽に取り出す目的で、AliexpressでDDC(USBをI2Sに変換)ボードを物色。ドーターボード式を除くと、40ドル弱が最安のようだった。その中で、クリスタルが3つ綺麗に配置された青色基板の「Assembled XMOS U8 USB Digital Interface To SPDIF Coaxial Output support PCM / DSD I2S 32Bit /384K」を見た目(´・ω・`)で選び、買ってみた。
2017.6.21追記 このDDCボードがもう在庫無いようなので、2017年6月現在購入可能なDDCボードの記事を、別に書きました。記事はこちら
発注から配送まで
発注からshippedまで3日、そこから受取まで9日、計12日で届いた。受取は玄関手渡しで、受取サイン要だった。
梱包は、箱入り緩衝材ありでかなり丁寧な印象。ものも傷汚れなど無く全く問題ない。
基板は普通の袋に入っており、ドライバCD(8cmCD-R)が付属していた。これが静電対策袋だったら、非の打ち所のない対応だと思う。
まず、USB認識するか確認
基板には9Vの電源供給用のジャックが見当たるが、拡張とある。基本USB電源のみで動作するようだ。拡張使うと、電源分離されたりすると凄いな。ただ、内径4mm(EIAJ#2)なので、手持ちがなく試せないんだけど。(´・ω・`)
とりあえず、USB電源でPC認識するか確認。
USB接続して、基板のトグルスイッチを外側に倒すと給電された。PCMと書かれた、青色のLEDが点灯する。
PC側デバイスマネージャを確認すると、ドライバがあたっていないデバイスが現れた。USBデバイスとして認識している。
付属していた、CDからドライバをインストール。
ドライバは年代別に複数入っていた。一番新しいものをインストール。一応、お約束のNortonチェックは問題なかった。
CDの中には、foobar本体やDSD用のアドインも同梱されている。
DACにI2Sで繋いでみる
さっそく、音出しテスト。
DACは、転がってたDIYINHKのPCM5102Aのボードを使う。DDCボードのI2S出力にピンをはんだ付けし、粛々とジャンパで接続する。DATA、MCK、LRCK、BCK、GND。基板にプリントされてるから、悩むところはない。
マスタークロック抜き差し
kodiとfoobarで鳴らしてみる。
手持ちのPCMで一番ビットレートの高い、352.8KHz/24bitまできっちり鳴った。
で、とりあえず、一番やってみたかった実験を・・・
鳴らしながら、マスタクロックを抜き差しする。(´・ω・`)
PCM5102Aはマスタクロックを他のクロックから自分で作り出す機能があるが、当然マスタクロックを供給するとそれを使う。
高価なパーツ使うと、ビビってできないが、これならできる!
結果、抜き差しする瞬間ザザッと一瞬ノイズが入るが、動的にすぐ切り替わるようで、すぐに何事もなかったかのように、鳴り続ける。
そしてその前後で、音の差を感じるか????
まったく、差を感じない。
マスタクロック無しのラズパイで十分だなと、また悟る。
DSDは、DSD再生できるDACが組み込んじゃってしまってて、出すのめんどくさいので、また後日。
-- 以下2016.10.18追記 --
DSDでも試してみました。記事は、こちら。