ラズベリーパイZEROというノンカロリー飲料のような名前のラズベリーパイ。5ドルPCとして鳴り物入りで登場したけど供給不足で全く買えなかった。が、2016年11月現在、在庫不足も解消しヨーロッパの通販サイトでは適価で買えるようになってきた。興味本位で自分も取り寄せてvolumioでも動かしてみようと。
PIMORONIで購入
UKの通販サイト「PIMORONI」で購入。
単品で4ポンドだったけど、miniUSBとminiHDMIの変換アダプタの手持ちが無かったのと、いつもケースで困るので、それらがセットになってるものを選んだ。12ポンド+送料(5ポンド強)
8日で到着。ポスト投函だった。緩衝材入り紙封筒。デリバリの印象としてはaliexpressと大差なく、特に問題は感じない。
小さい。mbedとかの実験基板と変わらない大きさ。なのにHDMI、SDカード、USB、カメラインタフェース、GPIO40ピンでたったの5ドル。これは、いろんな意味で酷いと思う。(´・ω・`)
とりま、volumio
volumioのダウンロードサイトから(このときの)最新をダウンロード。
- VERSION: 2.001
- RELEASE DATE: 15-10-2016
さっそくSDに書き込み、そのまま起動。
ネットワーク無いと不便なので、手元にあったUSBイーサネットコンバータ(LogitecのLAN-TX/U2A)をUSBに直付けしておいた。
普通にvolumio起動。USBイーサネットコンバータは自動認識し、ネットワークに繋がった。ブラウザからもアクセスできる。
NASを登録し、ハイレゾ音源を鳴らしてみる。
デフォルトの出力先のHDMI(この場合モニタ)から音出た。
何もかも普通にラズベリーパイで驚く。もうこの時点で、I2SにDAC繋いだら、鳴ってしまう気がする。
ZEROのGPIO
とりあえず、ピンヘッダをはんだ付けする。これ斜めに付くと、かなり気分が滅入るので、注意しよう。(´・ω・`)
さてGPIOはラズパイ2,3と同じなのだろうか。40ピンだし、同じなんだろうなと予想しつつ、GNDの位置が同じかどうかで保険かけておこうと、テスタで探りを入らたら、やっぱ同じだった。一応、通電時の3.3Vと5Vも同じだった。
なので、ラズパイ2,3と同じく下記のとおりとしてDACと繋ぐ。
1ピンがSDカードの方向
DACは、このあいだ自作してみたPCM5102AのブレッドボードDACを使用。
PCM5102Aのデジタル用3.3VはZEROからとることにする。
3.3V、GND、BCK、DATA、LRCKを粛々と繋ぐ。
音出し
volumioのドライバを「Hifiberry」に設定し、再起動。
ハイレゾ音源を鳴らしてみる。
まったく普通に鳴る(´・ω・`)
1時間ほど聞き続けて、一回だけ2秒ほど音が停まったぐらいで、ラズパイ1現役の自分としては、問題ない。
まとめ
ラズパイの互換性にまず驚く。
ネットワークが標準でない分、ネットワークプレイヤーとしては、ハードル一つあるけど、5ドルなことを考えると、強烈なコストパフォーマンスだと思う。
いっそ、USBメモリのみで、USBバッテリと組み合わせて携帯プレイヤーはありじゃないだろうか。
ラズパイ1よりちょっと性能上と聞いていたが、たしかにちょっと早い印象。
まぁでも、volumio1.55動けば、そっちのほうが快適かもしれない。動くかな?今度試してみよう。