車のゲームが好き。それを、VRでご家庭にという時代がきた。
会社の後輩に「物欲王」とまで言われたこの俺が、こんな未来アイテムを欲しがらないわけがない。
そして、12月17日の入荷分をなんとかゲットできたので、記事にしてみる。
入手は困難を極めた
発売開始当初から、予約サイトの注文フォームにつながることは、まったくなかった。そしてしばらくの入荷情報沈黙のあと、クリスマス商戦に合わせて再入荷する情報がネットをかけめぐった。決戦日は2016年12月17日。
この日は、ほとんどのネット予約はなく、ソニーストアのみネット予約を受け付けるとなっていた。後から思うに、スタートを7時という時間からにしていたことから鑑みて、各売り場店舗の混乱を緩和させる目的があったのではと推測する。
さて当日、パソコンの前に準備万端でスタートの7時を迎えた。が、しかしというかやはりというか、予約フォームの表示が完結しない。ウエイトの表示が出るものの、途中であきらめて、「しばらく時間をおけ!」とメッセージが表示される。F5キー、連打連打連打、連打連打連打。
そして、7時26分、目的のページ自体消える。そう、完売御礼。(´・ω・`)
しかし、この日の俺は違った。これぐらいでは諦めなかった。
店舗販売を狙い、いそいそと出かける。
ヨドバシ派なので、まず、ヨドバシカメラ川崎ルフロン店へ向かう。このとき、店舗前についたのは、8時30分。
100人ぐらいの行列と、完売の立て札。ヨドバシは先着だったのかぁ。
ま、これで、ヨドバシ川崎でさえ、100台ぐらいの入荷なのかと予想がつく。今回も縁が無かったのかと思いつつ、だめもとで、ビッグカメラ川崎ラゾーナ店に向かう。
すると、ビッグカメラは抽選だった。よしっ、まだチャンスはある。ビッグのポイントカードさえ持っていないほどのヨドバシ派だったが、寝返るのってこんな些細なきっかけなのかと・・・
ほどなく、9時から抽選番号の配布が始まる。「カメラあり」と「カメラなし」を選択する。PSVRはカメラが必須となる。PS4発売当初のセットものを買っていたので、「カメラなし」を選択。「カメラあり」を選ぶ人のほうが、かなり多いようだ。まぁわかる。「カメラ」使ったのって、購入当初のおまけゲームで使ったぐらいだもんな。これって、入荷量に差がなければ、「カメラなし」有利じゃね?などと、淡い期待を持ち、その場を去った。抽選は12時。
ここで、当選確率を少しでも上げたいと思い、他のビッグカメラを探す。ターミナル駅じゃないところが良いなと、東急田園都市線の梶が谷にコジマビッグがあったのを思い出した。このとき、9時15分。時間が合うかわからないけど、急いで向かってみる。
コジマビッグカメラ梶が谷店に10時前についた。幸いなことに、ここでも抽選販売の予定で、10時~の受付だった。しかも、この時点で、30人ぐらいしか並んでいなかった。
やっぱ、「カメラなし」は少ないようだ。ここも、抽選発表は12時から。
あとは待つのみ。お腹も空いてるので、モスで腹ごしらえをし、梶が谷のコジマビッグに再度向かい抽選結果を確認。
落選
1、7、・・・・・・と書かれている。(消沈で写真撮るの忘れたし)
一番最後が30番ぐらいで、枠は10台。つまり、3分の1くらいの当選確率を外した。ちなみに、「カメラあり」は30台ぐらいかな。確率にしたらそんなに、変わらない。
つまり、「カメラありなし」の需要は供給に反映されているようだった。(´・ω・`)
これは、川崎も厳しいかなぁと、若干消沈気味で、ビッグカメラ川崎に再度向かった。
俺の番号は、31番。
あった!!わーーい!!
受験合格なみに、うれしい。
やっぱり、こっちの確率のほうが少し低い。111番最後として枠26台、4分の1ぐらいの当選確率。つまり、抽選まわりを4店舗まわるか、友達3人に頼んでいっしょに並んでもらうとかすれば、率的には激レアというほどではないと思った。(結果論だけど)
ビッグカメラ川崎で、全部で110セットの入荷のようだ。ヨドバシの並んでた人数と同じくらいだな。
そして、ビッグのポイントカードを作ったことは、言うまでもない。(´・ω・`)
さっそく帰って試す
自宅に帰るなり、奥さんに鎮静用に購入していたケーキを渡し、セットアップ開始。接続だけの立派なマニュアルがついていたので、たぶん誰でも問題ないだろう。
とりあえず、ダンガンロンパのVRお試しを起動。
な、なにこれ!
な、なにこれ!
な、な、な、なにこれ!!!
おわかりいただけただろうか。そういうことだ。
よく先行者のレビューで、言葉で説明するより体験するほうが早いとか、うまく説明できないというのを聞くが、それがよくわかる。でも、それをあえて一言で説明すると、
その世界に俺がいる
です。
3D映画をシャッターメガネで観るのとは、話しが違う。完全に3D。近くのものは近いし、遠くのものは遠い。映像は視野全体(正確には少し狭い)に拡がり、首を振ったり、位置を少しずれても、違和感なく追従する。上もあるし、下もあるし、後ろもある。なにこれ。
こんなので、車のゲームをしたら、いったいどういうことになるのか!
本当は、GTがやりたいんだけど、まだまだっぽいので、DRIVECLUB VRを購入し、プレイしてみる。あぁぁぁぁぁ、これも、スゴイ・・・
俺、完全に車を運転してる
テレビで車のゲームをしてるとき、コクピット視点って情報量減るので、嫌いだった。でもVRだと、まったく問題ない。インパネも素敵だ。ハンドルに手だけくっついてるのがシュールだけど。
それでも、気になる点
両眼でHDを半分ずつ使い、それをVRの視野に拡げるため、画像は荒く見える。文字情報の判別がしにくくなるほど。動き出すと没入して気にならなくなるのだけど、今のところその解像度の荒さは、はっきりとわかる。このVR用の画素を将来は4Kや8Kに対応していくと、それはもう大変なことになると思う。
あと、フォーカスがシビア。少しずれると、ピンぼけ状態になる。少しの差でピンぼけになることに気づかず、はじめ、すこしボケた状態でプレイしてた。
そして、不具合が多い。これは、最近のゲーム全般に共通かもしれないが、DRIVECLUB VRで、まだ3時間ほどしかプレイしていないのに、2回フリーズと、プレイ中に画面中央が右へどんどんずれていく現象が出て困った。オプションボタン長押しで中央表示に戻るはずも、戻らない。正面でスタートして、レース終わり頃右後ろが正面になっていたりする。で、ゲームを再起動するまで戻らない。
ま、出始めで、いろいろあるのは仕方ないとしてこれは置いておくが、もうひとつ最大の難点があった。
酔う。そうVR酔い。
どのVRゲームをしても、激しく移動するタイプは、数十分で酔う。これは、地味にきつい。30分も続けてプレイできない。乗り物酔いしやすい体質という認識はあるが、この酔うだろうと思いつつ本当に酔う感覚は、ちびっ子のときの遠足バスがリフレインする。(´・ω・`)
これはどうしたものか。慣れるのだろうか・・・・
まとめ
まぁ、高いものなので、お店や私みたいな新しもの好きな友人見つけて、まず体験してみるのが良い。驚かない人はいないと思う。
ゲームの可能性もそうだけど、インタラクティブなエンターテイメントものも向いてると思う。フル3Dで作られていれば、自由に視点移動ができるので、ミクみたいな仮想ライブなどはもちろん、一時流行った、LIFEやplaystation homeのようなものに応用しても、面白いかも。
とりあえず、
デモの「kitchen」はガチなので要注意。まじで。