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12ドルのDSD対応DACボードを試す

ES9018K2Mが載ったDACボードを12ドルの激安価格で見つけたので買ってみた。この価格で、DSDが再生できるDACボード。マジか?と思いながらも、少し期待。

I2Sは5極TXコネクタソケット。ケーブルと基板ソケットが一つ付属。
I2Sは5極XHコネクタソケット。ケーブルと基板ソケットが一つ付属。

例によってAliexpress

12.89ドル(送料込) お店は、SMSL

ES9018K2M DACボード

発注からshippedまで1日、受取まで計13日。
配送は手渡し受取確認あり。

発泡スチロールの箱に、プチプチで包まれた状態で梱包。その発泡スチロールの箱がビニール封筒に入っていた。価格比からは、十分な梱包と思う。
ただ好み的には、透明プチプチや発泡スチロール直接は、静電気が気になるので好きじゃない。

梱包
梱包

電源

電源は、DC 9-25V (2 wire) or AC 7-18V (3 lines)とのこと。
減圧後3lineACとか?!なので、DC一択。9V出力のACアダプタを繋ぐ。

つなぐ・つな・・・つっ・・・・・・・・・サイズ違う・・・(´・ω・`)

中心の電極が太い(たぶん2.1mm)。
あれだな、ノートパソコンとかで使われてるサイズだなこれ。EIAJ、日本の規格だもんな、文句言えないか。

入らないお
入らないお

んー、そんなプラグのACアダプター手持ちない。ここは潔くジャックを貼り替える。

貼り替え後と、残骸
貼り替え後と、残骸

USBDAC構成にする

今回はDSDも試したかったので、ラズパイでなく、xmosのDDCを使ってUSBDACで試す。このDDCも、以前Aliexpressで購入してたもの。その記事は、こちら

ES9018K2Mは、マスターのクロックを使わない非同期モードというのがあって、独立した自前のクロックを供給して動作できるらしい。たしかに、DAC基板に100MHzのクリスタル載ってる。

100MHz
100MHz

なるほどー、それで、ラズパイ用DACでの採用例多いんだな。んーーーでも、再生周波数できれいに割り切れないけどいいのかな。差がありすぎて問題ならないのか?

粛々と配線する。GND、LRCK、BCK、DATAの4本。

GND、空、LRCK、BCK、DATA
GND、空、LRCK、BCK、DATA

音出し

さっそく、foobarからDSD128を流してみる。

流しながら、デバイス名チラ見なキャプ
流しながら、デバイス名チラ見なキャプ

DDCは、DSD受けたときの赤色LED点灯してる。
どう聴いても、音は良い。ケチのつけようがない。

やっぱし、十二分に良い音
やっぱし、十二分に良い音

要は、この構成とACアダプタや線材全部ひっくるめて、DSD対応のUSBDACが6000円程度でできるってことだ。

何万、何十万もするDACとどれぐらい違う音なんだろう。同じ環境じゃないからなんとも言えないけど、家電量販店とかで試聴する限りはわからん。

- 2016.10.21以下追記 -

少し問題出た

  • DC 9-25V (2 wire)ということなので、大きい方がアナログに余裕でるかなと、24V入れると、レギュレータが熱で出力遮断する。プチプチ音が途切れるので、何事かと思った。9V、12Vでは、今のところ問題ない。
  • 配線はできるだけシンプルなほうが良いみたい。こんな感じで中継とかしているだけで、DSDの音が出なくなったりすることがある。最初接触かなと思ったけど、音出ない状態でDSDRやDSDLどちらかを指で触れるだけで、鳴ったりする。このあたり、流石に電気的にデリケートなようだ。
    単純にUSBDACを自作する場合、素直に付属のXHソケットをDDCにはんだ付けして、付属ケーブルで接続することをオススメ。記事の基板の信号の並びは同じだった。

- 2017.4.1以下追記 -

foobar2000の設定

foobar2000でネイティブにDSDを鳴らす設定って難しいよね。
自分もいつもトライ&エラーです。DAC側のインジケータや、ロジアナで実際の通信見て、「ああ、この設定でいいのか?!」みたいな、やっつけ設定。

この記事のDDC+DACでDSD鳴ってるときの設定を、貼りつけておきます。おこまりのかた、ご参考までに。

Components
Output
ASIO
SACD

 

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11 thoughts on “12ドルのDSD対応DACボードを試す

  1. janus

    はじめまして
    この記事を参考に同じ組み合わせを試してみようとDDC+DACを購入しました
    foobarでDSD128を鳴らそうとしているのですがDACから音が出ません
    DDCの方は赤いLEDがついて信号は認識していそうです
    同じ接続でfoobarのSACDの設定をDSDからPCMに変更すると同じファイルで音はでます

    DDCからDACへはDAC付属のフラットケーブルで接続しMCKのピンだけ外しています
    再生環境は
    ・Windows7
    ・foobar2000 1.3.14
    ・foo_input_sacd-1.0.7
    です
    foobarで認識しているDDCは「XMOS USB Audio 2.0 ST 303B」となっています

    DACの不良でしょうか?

    もし何か気になる点など御座いましたら教えていただけると助かります

    返信
    1. ルチ

      コメントありがとうございます。

      foobar難しいですよね。他のDSDネイティブ再生の実績もない感じでしょうか。

      コメント見る限り、たしかに赤色LEDが点いてる時点で、ほぼだいじょうぶだと思います。私は、赤色LEDが点くまでに、少し設定苦労しました。
      赤色LEDがついて、DSDが鳴らなかったのは、配線の接触がありました。このときもPCMは鳴っていました。ただ、ロジアナでみるために分岐とかしているときの問題だったので、付属ケーブルで繋いでる時点で、この可能性は低いと思います。

      あと、
      ・MCKは配線してもしなくても、動作は変わりませんでした。
      ・PCMが鳴って、DSD鳴らないとなると、製品不良の可能性はかなり低いのではと思います。

      参考(差異確認)になるかわかりませんが、私のfoobarの設定を記事に足しておきました。

      とりあえず、これで返信。

      返信
    2. ルチ

      あ、あと、動作確認の手としては、ラズパイあったりしますか?
      ラズパイにUSB-DDCで繋いで、VOLUMIO2からでもDSD出せます。
      こっちは、設定簡単。
       Output Device : HIFIRef (USBにDDC繋ぐと選択できるようになる)
       DSD Over PCM(DoP) : ON (これOFFだとPCMに変換される)
      で、こちらでは、鳴ってますよ。
      (記事内では、I2Sの仕様にひっぱられて、ダメそうな書きぶりですが、USBなので、ラズパイでもDSDで出せます。)

      返信
  2. janus

    第一世代のラズパイでVolumioは使っています
    秋月製のDACを繋いで使っています

    バージョンの古いVolumioでもDSDの確認はできそうでしょうか?(もう何年も前に設定したものなので2ではないはずです)
    また、再生するソースも当然DSD128や64のファイルで無いといけないですよね?

    今回DSDソースの再生は初めてでして、他に対応しているDACを持っていないので環境の問題か機器の問題か切り分けできずにいます
    ちなみにmacでも同じソースを使って確認しましたが、Windowsで確認した状況と同じでした
    macの環境は
    ・OS X 10.11.6
    ・Audirvana Plus 3.0.3
    です

    ラズパイの環境でも同じであればDACもしくはDDCの不良の可能性が考えられそうですね・・・
    少し試してみます、設定など記事の追記ありがとうございました

    返信
    1. ルチ

      古いラズパイでもだいじょうぶです。
      ラズパイ1の+なしにvolumio1.55を入れたもので、HIFIRefとDoPの設定するだけで、DSDも鳴らせます。今、確認もしました。
      ただし、性能的な問題で、NAS利用だとプチプチ途切れノイズが入ることがあります。鳴るかどうかの確認はできます。

      >再生するソースも当然DSD128や64
      はい。
      音源は、サイト内に無料サンプル音源の入手の記事がありますので、実験には、おすすめです。

      返信
      1. janus

        Volumioで試してみました
        Windows、macの場合と同じように通常のオーディオファイル(mp3、m4a)等は再生出来ましたがDSDデータは音が出ません
        DDCの方のみ赤いLEDに切り替わるだけという症状もWindows、macの時と同じでした

        ただ、Windows、macの際もそうだったのですが出力のサンプリング周波数が352.8kHzまたは384kHzでないと音がぷつぷつと途切れて再生されてしまいます
        foobarの場合はSACD設定のoutput modeを「PCM」にし、PCM Samplerateを「352.8kHz」以外にしDSDファイルを再生するとぷつぷつと途切れて再生されます(macの場合は「Audio MIDI設定のフォーマット項目」)
        PCM Samplerateが「352.8kHz」だとPCM変換されきちんと音楽が聞こえます

        DACとラズパイをI2Sで直結してDSDが再生できないか
        https://volumio.org/forum/setup-audiophonics-es9018k2m-dac-with-volumio-t6041.html
        を参考に設定してみましたが、やはりこれでも通常のオーディオファイルのみ音が出る状態です(上記問題によりぷつぷつですが)
        そもそもDACとラズパイをI2Sでつないだ状態でDSDは無理なのでしょうか?(処理遅れによる途切れは別として)
        無理でないとすれば、DDC経由と症状は同じなのでDACに問題が有るような気がします

        正常なI2S入力のDACがあればDACかDDCかの切り分けができるのですが(汗
        もう一台DACを追加購入して確認してみるという手もありかもですね・・・

        サンプリング周波数によって途切れる現象は気になるので、DDCのS/PDIFからS/PDIF受けのできるDACを使いPCM再生のテストはしてみようと思います

        返信
        1. ルチ

          いろいろ試したこと教えていただき、ありがとうございます。
          ここまで状況が揃うと、何かしらの不良は否めませんね。

          >そもそもDACとラズパイをI2Sでつないだ状態でDSDは無理

          このあたり、ソフトウェアなので、ちょいと昔できなかったことが、できるようになってるということが多々あるのですが、過渡期であるのだとは思います。
          ただ、ラズパイの場合、正確なマスタクロックを作り出すところに根本的な課題があるので、拘れば拘るほど適さない事実があるようです。通常、専用のクロックを載せるところ、MPUの機能で作らないといけないので。

          返信
      2. janus

        S/PDIF受けのできるDACでPCMを再生してみました
        foobarのPCM変換時の出力のサンプリング周波数を44.1kHzや48kHz、176.4kHzに変更しても途切れなく再生されました(DAC自体はMAX192kHzですので352.8kHzは再生不可でした)
        また、44.1kHzで先程はとぎれとぎれになっていたm4aファイルも問題なく再生されます

        このDACはDSDに対応していないので、DSDの確認はできませんがPCMにも問題が有ることがわかりました
        i2SとS/PDIFの違いはありますが、DDCの方は今のところ問題の有る動きは確認できないので一度DACの方を追加し確認してみようと思います

        返信
        1. ルチ

          このコメントと先のコメントでふと確認したいことが一つできました。DACに供給してる電源は、充分なものでしょうか。

          閾値までは調べてないですが、電圧が低くなると、PCMは鳴る、DSDは鳴らない現象や、再生音声にノイズが混ざる現象が出ます。

          逆に電圧が高いと、レギュレータが熱遮断、復旧するを繰り返して、プチプチノイズになります。

          私の、この一連の動作確認には、12V1Aのアダプタを使っています。

          >一度DACの方を追加し確認してみようと思います

          お近くであれば、機材お貸しするのも、やぶさかではないのですが。当方、川崎です。

          返信
          1. janus

            > このコメントと先のコメントでふと確認したいことが一つできました。DACに供給してる電源は、充分なものでしょうか。
            > 閾値までは調べてないですが、電圧が低くなると、PCMは鳴る、DSDは鳴らない現象や、再生音声にノイズが混ざる現象が出ます。
            DACへは菊水の安定化電源より9Vを供給しています(DDCはUSBからです)
            動作時は80mA程度流れております
            MAX 10Aの安定化電源ですので、能力は十分のはずです

            > 私の、この一連の動作確認には、12V1Aのアダプタを使っています。
            12Vに変更して試してみました
            結果はDSD、PCMどちらも症状としては変わりませんでした

            > お近くであれば、機材お貸しするのも、やぶさかではないのですが。当方、川崎です。
            お気遣いいただきありがとうございます
            こちらは北九州です(汗

            正常なI2S DAC、DSD対応DACが無い以上検証は困難と判断したので、とりあえずAliexpressの方へ同じものを追加注文しました
            そちらが届き同じように確認してみようと思います(さすがに続けて同じ不良は無いはずですので・・・)

            これで同様な場合はDDCもしくは再生環境ということかもしれないです

            また、何か分かり次第コメントさせて頂きます
            いろいろありがとうございました

          2. ルチ

            なるほど、菊水お使いなのであれば、問題ないですね。
            あまり、お役に立てず、申し訳ないです。

            この記事で扱っているDACボード、コスパが良すぎて、代替品の提案もできないです。それでも、次に安価なDSD対応のものだと、AK4490のボードあたりになるのですが、両電源が必要になるなど、とたんにDIYも面倒になります。

            ではでは、リトライ結果出ましたら、また、教えてください。

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